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国立環境研究所
地球環境研究センター
エネルギー分野


電気・熱の扱い
Q6-1; 日本の二酸化炭素排出量に関するデータには、「電気・熱配分前排出量」と「電気・熱配分後排出量」という区別があると聞きました。この両者の違いは何ですか?
A;

 「電気・熱配分前排出量」も「電気・熱配分後排出量」も、化石燃料の燃焼によるCO2排出量を、エネルギー転換部門、産業部門、民生部門、運輸部門といった部門ごと(あるいはさらにその細分類ごと)に示すものです。両者の違いは、発電や熱の生産のための化石燃料の燃焼による排出量をどの部門に配分するか、という点にあります。

 電気・熱配分前排出量は、発電や熱の生産に伴う排出量を、その電力や熱の生産者からの排出として計算したものです。電力会社の発電に伴う排出量はエネルギー転換部門の「事業用電力」に、熱供給事業者の熱生産による排出量はエネルギー転換部門の「地域熱供給」に、また、製造業の会社などによる自家用発電に伴う排出量はその会社が属する産業(産業部門の「鉄鋼」など)において計上されています。

 一方、電気・熱配分後排出量は、発電や熱の生産に伴う排出量を、その電力や熱の消費者からの排出として計算したものです。それらの排出量は、電力及び熱消費量に応じて最終需要部門(電力や熱の使用者)に配分されます。例えば、家庭で電気を使用した場合、それに伴う排出量は家庭部門の電気・熱配分前排出量には含まれませんが、電気・熱配分後排出量には含まれることになります。

これまで、当ウェブサイトでは電気・熱配分前排出量を「直接排出量」、電気・熱配分後排出量を「間接排出量」と呼称してきましたが、2017年提出インベントリ(2015年度確報値)より「間接CO2」(※)を新たに計上したため、「直接排出量」「間接排出量」という呼称は使わないことにしました。

(※)一酸化炭素(CO)、メタン(CH4)及び非メタン揮発性有機化合物(NMVOC)は、長期的には大気中で酸化されてCO2に変換されます。間接CO2はこれらの排出量をCO2換算した値を指します。詳細は「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」(NIR)の第9章に記載しています。

エネルギー転換部門
Q6-2; エネルギー転換部門とはどのような部門ですか?
A;

 エネルギー転換部門とは、石油・石炭などを電力などの他のエネルギーに転換する部門です。事業用発電(発電所)、地域熱供給、石油製品製造、などがこの部門に該当します。
 

自動車
Q6-3; 運輸部門:自家用乗用車の細分について、「家庭利用寄与」と「企業利用寄与」に分けていますが、どのように分けているのでしょうか?
A;

 「日本の温室効果ガス排出量データ」のシート4の自家用乗用車の「家庭利用寄与」と「企業利用寄与」は、自家用乗用車によるエネルギー消費からのCO2排出量を、
1) 家庭が保有する乗用車からのCO2排出量と
2) それ以外(企業等が保有する乗用車からのCO2排出量)
に分けて示すものです。

 自動車の排出量を含むエネルギー起源CO2に関しては、資源エネルギー庁の「総合エネルギー統計」を元に作成しております。この統計の解説書である「総合エネルギー統計の解説」の記述を以下の通り引用しますので、ご参照ください。
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<自家用乗用車>家計利用寄与、 企業利用寄与他自家用乗用車については、ガソリン・軽油の消費量について「自動車輸送統計・運輸関係エネルギー要覧」による消費量を計上する。さらに、家計調査報告の数値から推計した家計のガソリン消費量から家計利用寄与を内訳推計し、残差を企業利用寄与他とする。軽油については、家計調査報告に調査項目がないため、軽油に関する家計利用寄与・企業利用寄与他の推計は、ガソリンに関する両部門の按分比率から推計する。
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